元来、hypocrisy（偽善）には上等と下等があるとのこと。
前者はそれが見せかけであろうとなかろうと、
公共の利益につながるもの。
後者は表面では善い事をしているようにみせかけつつ、
その裏では悪事を働いているもの、という、
一般に日本語で指す偽善にあたるもの。
アメリカ人は、前者の意味での偽善者が多い気がします。
つまり、いい意味での偽善者。
みんないい人の”ふり”を一生懸命しています。
最初は多少抵抗を覚えましたが、
最近はこれはこれでいいんじゃないかと思うようになりました。
心の奥深くでは何を考えていても、
ちゃんと振舞ってさえいればいいのかも。
2005年9月 NYC
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